バッカス初めてのワイン会や試飲会に参加するとき、 多くの女性がまず悩むのが服装ではないでしょうか。 おしゃれをして行きたい気持ちはあるけれど、 「マナー違反にならない?」「場違いに見えない?」と不安になりますよね。
ワイン会の服装は、流行やブランドよりも、 その場にふさわしい気遣いが何より大切です。 実は、ワインの世界には「これをやってしまうと嫌がられる」という 服装・身だしなみのNGポイントがはっきり存在します。
この記事では、ワイン会・試飲会に参加する女性向けに、 失敗しない服装の考え方と、 避けるべきNG例をシーン別にわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- ワイン会・試飲会で「浮かない」服装の基本
- 女性が特に注意したいNGな服装・身だしなみ
- 会場や形式別におすすめのコーディネート
- 汚れやトラブルを防ぐ実用的なポイント
「おしゃれよりも、まずは失礼にならないこと」。 そのポイントさえ押さえておけば、 ワイン会はもっとリラックスして楽しめます。
まずは、ワイン会・試飲会で女性が意識したい 服装の基本的な考え方から見ていきましょう。
まずは基本|ワイン会・試飲会で女性が「浮かない」服装の考え方
ワイン会・試飲会の服装でいちばん大事なのは、 「おしゃれに見せること」よりも「場に合っていること」です。 迷ったときは、華やかさを足すよりも、まずはきれいめ・清潔感を優先すると失敗しにくくなります。
最初に確認したいドレスコードの目安(平服・スマートカジュアルとは?)
案内文や招待状に「平服で」「スマートカジュアルで」と書かれていると、 かえって困ってしまう方も多いと思います。
ワイン会・試飲会での一般的な目安は、ざっくり言うと次の通りです。
- 平服:普段着ではなく「きれいめの普段着」。デニムや派手すぎるスニーカーは避けるのが無難
- スマートカジュアル:レストランに行ける程度のきちんと感。ワンピース、セットアップ、きれいめパンツが安心
- ドレスコード指定あり:ホテル会場や主催者がいる場合は、会場の雰囲気に合わせてやや上品に
もし不安なら、主催者や案内ページに会場名・形式(着席/立食)が書かれているかをチェックしましょう。 ホテルやレストランのコース付きなら少し上品に、カジュアルな試飲会なら動きやすさ重視が基本です。
迷ったら「きれいめ・シンプル」が失敗しにくい理由
ワイン会は、グラスを持ったり、香りを確かめたり、料理を取り分けたりと、 意外と手元の動きが多い場です。 そのため、服装も「見た目」だけでなく動きやすさ・安全性が大切になります。
女性の場合、迷ったら次のような“安全な選択”が鉄板です。
- ワンピース:一枚で整い、きちんと見える
- セットアップ:上品で、会場の格にも合わせやすい
- きれいめパンツ+ブラウス:立食でも動きやすく、実用面でも安心
「派手すぎない」「清潔感がある」「袖や裾が邪魔にならない」。 この3つを満たしていれば、ワイン会で浮くことはほとんどありません。
次の章では、ワイン会で実際にやりがちなNGな服装・身だしなみをまとめて紹介します。 ここを押さえておくと、当日の不安がかなり減ります。
【要注意】ワイン会で避けたいNGな服装・身だしなみ
ワイン会・試飲会では、「おしゃれかどうか」以上に 周囲への配慮が重視されます。 ここでは、女性が特に気をつけたいNG例を理由とともに紹介します。
香水・強い香りの柔軟剤はマナー違反になりやすい
ワインは、味わいだけでなく香りを楽しむ飲み物です。 そのため、香水や強い柔軟剤の香りは、テイスティングの妨げになってしまいます。
ワイン会では「香水はつけない」が基本ルール。 どうしても気になる場合は、無香料タイプのボディケア用品を選ぶのがおすすめです。
袖が広い服・フレアスリーブはトラブルの原因に
袖口が大きく広がった服やフレアスリーブは、 グラスやボトルに引っかかりやすく、 倒したり、こぼしたりするリスクがあります。
ワイン会では、七分袖やすっきりしたデザインのトップスなど、 手元が邪魔にならない服装を選ぶと安心です。
白や淡い色の服は汚れが目立ちやすい
赤ワインは、少量でもシミになると落ちにくいのが特徴です。 真っ白な服や淡いベージュ、パステルカラーは、 どうしても汚れが目立ちやすくなります。
「汚さないか気にしながら飲む」状態は、 せっかくのワイン会を楽しみにくくしてしまいます。 濃い色や柄物を選ぶことで、余計な心配を減らせます。
ピンヒールや不安定な靴は避けたほうが無難
立食形式の試飲会や、会場内を移動する場面では、 ピンヒールや不安定な靴は疲れやすく、 足元のトラブルにつながることもあります。
安定感のあるパンプスやローヒールなど、 長時間立っていても負担になりにくい靴が安心です。
濃すぎるリップやグロスは見た目の印象に影響
色の濃いリップやツヤの強いグロスは、 グラスにべったりと付いてしまい、 見た目が気になる場面があります。
ワイン会では、ティントタイプや薄づきのリップなど、 控えめなメイクを意識すると上品な印象になります。
次の章では、会場や形式に合わせた 女性におすすめのワイン会コーデを具体的に紹介します。
【シーン別】女性におすすめのワイン会・試飲会コーデ
ワイン会と一口にいっても、会場や形式によって雰囲気はさまざまです。 ここでは、よくある3つのシーン別に、女性が失敗しにくい服装の考え方を紹介します。
ホテル・レストランでの着席型ワイン会
ホテルやレストランで行われる着席型のワイン会は、 比較的フォーマル寄りの雰囲気になることが多いです。
この場合は、きれいめで上品な印象を意識すると安心です。
- シンプルなワンピース
- 落ち着いた色味のセットアップ
- 華美すぎないアクセサリー
光沢のある素材や、少しだけアクセントのあるデザインを取り入れると、 ワイン会らしい特別感も演出できます。
立食形式の試飲会・カジュアルなイベント
立食形式の試飲会や、ショップ主催のカジュアルなイベントでは、 動きやすさが何より重要です。
- きれいめパンツ+ブラウス
- 袖まわりがすっきりしたトップス
- 安定感のあるパンプスやローヒール
グラスやお皿を持つ場面が多いため、 両手が使いやすい服装を意識するとストレスなく楽しめます。
屋外イベント・ワイナリー見学の場合
ワイナリー見学や屋外イベントでは、 見た目よりも実用性を重視した服装がおすすめです。
- 歩きやすい靴(ローヒール・フラットシューズ)
- 汚れても気にならない素材
- 気温調整しやすい羽織りもの
畑や砂利道を歩くこともあるため、 ヒールや滑りやすい靴は避けたほうが無難です。 「少しラフかな?」くらいが、実はちょうど良いことも多いシーンです。
次の章では、ワイン会で特に役立つ 汚れが目立たない色や素材の選び方を解説します。
汚れが目立たない色・素材|ワイン会向きの服選び
ワイン会で意外と多いのが、 「ちょっと跳ねた」「少しこぼした」という小さなトラブルです。 そんなときに気にせず楽しめる服装を選んでおくと、心の余裕がまったく違います。
ネイビー・黒・ボルドーが安心な理由
ワイン会に向いている色として、特におすすめなのが ネイビー・黒・ボルドー(ワインレッド)です。
- 赤ワインが跳ねても目立ちにくい
- 会場の雰囲気に自然になじむ
- 落ち着いた印象で大人っぽく見える
特にボルドー系の色味は、 ワインのテーマとも相性が良く、 「考えて選んでいる感」が出やすいのもポイントです。
柄物・素材感で汚れを目立たせにくくするコツ
無地だけでなく、細かい柄のある服も 汚れが目立ちにくく、ワイン会向きです。
また、素材選びも重要です。
- とろみ素材やサテン調:シミが広がりにくい
- 厚みのある生地:跳ねが染み込みにくい
- シワになりにくい素材:長時間でも清潔感を保てる
リネンなどの水分を吸いやすい素材や、 薄手すぎる生地は、ワイン会では少し扱いにくい場合があります。
万が一こぼしたときの応急対策アイテム
どれだけ気をつけていても、 予想外のタイミングでトラブルが起きることはあります。
そんなときのために、次のようなアイテムをバッグに入れておくと安心です。
- 濃い色のハンカチや小さなタオル
- 携帯用の染み抜きシート
- 予備のティッシュ
「もしもの備え」があるだけで、 気持ちに余裕が生まれ、ワインそのものを楽しみやすくなります。
次の章では、服装とあわせて意外と悩みやすい バッグや小物選びのポイントを紹介します。
バッグはどうする?試飲会で役立つアイテム
ワイン会・試飲会では、服装だけでなく バッグや持ち物の選び方も意外と重要です。 特に立食形式の場合、バッグ選びひとつで動きやすさが大きく変わります。
立食なら「両手が空くバッグ」が基本
立食の試飲会では、グラスを持ったり、料理を取ったりと、 自然と手がふさがる場面が増えます。
そのため、次のようなバッグが使いやすいです。
- 斜めがけできるショルダーバッグ
- 肩にかけられる小さめバッグ
- 体にフィットするサイズ感のもの
大きすぎるバッグや、手持ち専用のバッグは、 人にぶつかったり、置き場所に困ったりしやすいため注意が必要です。
バッグの中に入れておきたい持ち物
ワイン会を快適に過ごすために、 バッグの中には最低限、次のものを入れておくと安心です。
- ハンカチ・ティッシュ
- スマートフォン(メモ代わりにも)
- 必要最低限の貴重品
試飲の感想を残したい場合は、 スマホのメモ機能や写真を活用すると、 小さなノートを持ち歩かなくても対応できます。
アクセサリー・小物は「控えめ」がベター
アクセサリーは、華やかさをプラスする反面、 グラスやボトルに当たると音が出たり、 作業の邪魔になったりすることもあります。
ワイン会では、揺れにくいピアスや、 引っかかりにくいシンプルなデザインを選ぶと安心です。
次は、ワイン会・試飲会について よくある疑問をまとめたQ&Aを紹介します。
よくある質問(Q&A)
Q. ワイン会にジーンズはNGですか?
A. 基本的には避けたほうが無難です。 カジュアルな試飲会であれば許容される場合もありますが、 ホテルやレストラン開催のワイン会では、ジーンズは場違いに見えることがあります。 迷った場合は、きれいめパンツやワンピースを選ぶと安心です。
Q. 香水はどの程度なら大丈夫ですか?
A. ワイン会では「つけない」が基本と考えたほうが安全です。 香水だけでなく、柔軟剤やヘアケア用品の強い香りも テイスティングの妨げになるため注意しましょう。
Q. アクセサリーはつけても問題ありませんか?
A. つけても問題ありませんが、控えめなものがおすすめです。 大ぶりで揺れるアクセサリーや、音が出やすいものは避け、 シンプルで引っかかりにくいデザインを選ぶと安心です。
Q. 試飲会ではバッグは持たないほうがいいですか?
A. 小さめで両手が空くバッグなら問題ありません。 斜めがけできるショルダーバッグなどが使いやすく、 大きなトートバッグは避けたほうが動きやすいです。
Q. ワイン会で写真撮影をしても大丈夫ですか?
A. 基本的には問題ありませんが、主催者や周囲への配慮が必要です。 フラッシュ撮影や他の参加者が写り込む撮影は控え、 会場のルールがある場合は必ず従いましょう。
まとめ|マナーを押さえればワイン会はもっと楽しめる
ワイン会・試飲会の服装で大切なのは、 「おしゃれに見せること」よりも場に配慮した身だしなみです。
特に女性の場合、次のポイントを押さえておくだけで、 服装に関する不安はぐっと減ります。
- 香水や強い香りは控える
- 袖まわりが邪魔にならない服を選ぶ
- 汚れが目立ちにくい色・素材を意識する
- 動きやすい靴と両手が空くバッグを選ぶ
これらは、特別なおしゃれテクニックではなく、 ワインを楽しむ場ならではの気遣いです。
マナーを押さえた服装であれば、 あとは自分らしいスタイルで問題ありません。 服装の心配がなくなると、ワインの香りや会話にも 自然と集中できるようになります。
ぜひ今回のポイントを参考に、 リラックスした気持ちでワイン会・試飲会を楽しんでください。



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