
ワインはお土産にも人気ですが、液体物の制限や気圧の変化など、飛行機ならではの注意点がいくつもあります。 知らずに持ち込もうとすると、空港で没収されたり、瓶が割れてしまうことも…。
この記事では、
- 国内線・国際線それぞれのワイン持ち込みルール
- 機内に持ち込むときと預けるときの違い
- ワインを安全に運ぶための梱包のコツ
- 免税・関税などのよくある疑問
をわかりやすく解説します。 旅行やお土産でワインを持ち運ぶときも、正しい知識とちょっとした工夫でトラブルを防げます。 これを読めば、安心してワインと一緒に空の旅を楽しめますよ🍷✈️
飛行機にワインを持ち込むときの基本ルール
ワインを旅行やお土産として持ち運ぶ際には、液体制限や気圧変化など飛行機ならではのルールがあります。 ここでは、国内線・国際線での持ち込み方法や注意点をわかりやすく解説します。
国内線の場合(機内持ち込みと預け入れの違い)
国内線では、ワインは手荷物・預け荷物どちらでも持ち込み可能です。 ただし、機内持ち込みの場合はガラス瓶の破損や液漏れに注意が必要です。 しっかりと新聞紙やエアパッキンなどで包み、立てた状態で持ち込むのが理想です。
一方で、預け荷物に入れる場合は気圧や温度変化でコルクが浮く可能性があります。 液漏れ防止のため、ビニール袋+タオル+ワインバッグで保護しておくと安心です。
国際線の場合(液体物制限100mlルール)
国際線では、100mlを超える液体は機内持ち込み不可という国際ルールがあります。 そのため、750mlボトルのワインは基本的に預け入れ荷物として運ぶ必要があります。
ただし、出国後の免税店で購入したワインは機内持ち込みが可能です。 免税袋(STEB)に入れられ、レシートを添付して封がされていればOK。 ただし、乗り継ぎ便で一度入国する場合は再び液体制限が適用されるので注意しましょう。
航空会社ごとの違いに注意
基本ルールは共通ですが、航空会社によって細かな制限や条件が異なる場合があります。 たとえばLCC(格安航空)は預け荷物が有料だったり、重量制限が厳しい傾向にあります。 出発前に航空会社の公式サイトで「ワイン 持ち込み」で検索して確認しておくと安心です。
ワインを預け入れるときの注意点
実際に飲み比べて違いを確かめたい方は、手頃なセットを活用するのもおすすめです。


ワインを飛行機で運ぶとき、多くの人が選ぶのが預け入れ荷物としてスーツケースに入れる方法です。 ただし、気圧や温度、衝撃など、飛行中にはさまざまなリスクがあります。 ここでは、ワインを預ける際に注意したいポイントを紹介します。
温度や気圧によるリスク
飛行中は貨物室の気圧が下がるため、ワインボトル内の空気が膨張してコルクが浮いたり、液漏れを起こすことがあります。 特にスパークリングワインはガス圧が高く、温度変化にも弱いので注意が必要です。
できるだけ飛行時間の短い便を選ぶか、事前に冷やしておくなどの対策をとると安心です。 また、夏場の高温や冬場の極寒も品質に影響するため、気候を考慮して輸送しましょう。
割れやすさ対策(梱包方法)
預け入れの際は、荷物の中での衝撃対策が最も重要です。 ボトルを新聞紙や衣類で包み、さらにビニール袋に入れて液漏れ防止をしておきましょう。 ワイン専用のボトルプロテクターやエアバッグタイプのケースを使うと、安心感が格段に上がります。
本数制限や免税範囲について
国際線では、入国時に持ち込みできるワインの本数や容量が決まっています。 多くの国では1人あたり3本(約2.25リットル)までが免税範囲とされますが、国によって異なるため注意が必要です。 日本へ帰国する場合は、760ml×3本までが目安です。
詳しい免税範囲や関税のルールは、各国の税関サイトや航空会社の案内ページを確認しておくと安心です。
機内で楽しむ場合のポイント
旅行中に「せっかくだから機内でワインを飲みたい」という方も多いでしょう。 ただし、飛行機の中では持ち込みルールや飲酒マナーに注意が必要です。 ここでは、機内でワインを楽しむ際に知っておきたい基本ポイントを紹介します。
機内販売ワインと持ち込みの違い
航空会社によっては、機内販売や機内サービスで提供されるワインがあります。 この場合は航空会社が用意したものなので問題ありません。 一方で、自分で持ち込んだワインを飲む場合は航空会社の規定によって禁止されているケースがあります。
たとえば日本航空(JAL)や全日空(ANA)では、持ち込み酒の機内での飲用は原則NG。 提供されたワインを楽しむようにしましょう。
開封して持ち込める?
開封済みのワインを機内に持ち込むのは、液体制限(100ml以下)のため基本的に不可能です。 また、密閉が不十分なボトルは気圧変化で漏れる恐れがあります。 どうしても持ち込みたい場合は、小型ボトルに小分けして免税店購入時のように密封状態にしておく必要があります。
到着後に備える保存方法
旅行先に到着した後、残ったワインを保存する際は、保存方法の記事で紹介しているように冷暗所または冷蔵庫で立てて保存するのが基本です。 温度差の大きい場所や直射日光の当たる場所は避けましょう。 スパークリングワインの場合は、栓が緩んでガスが抜けやすいため、なるべく早めに飲み切るのがおすすめです。
Q&A:飛行機とワインに関する疑問
ここでは、実際に多く寄せられる「飛行機でワインを運ぶときの疑問」に答えていきます。 どれも空港や旅行中にトラブルを避けるために知っておきたいポイントばかりです。
Q1. スパークリングワインは預けられる?
A. 預け入れ可能ですが、気圧変化に弱く、破損リスクが高いため注意が必要です。 瓶内のガスが膨張して栓が飛んだり液漏れすることがあるため、新聞紙や衣類でしっかり包み、必ず立てて収納しましょう。 短時間のフライトなら問題ありませんが、長距離の場合はなるべく避けるのが無難です。
Q2. 海外から持ち帰るときの関税は?
A. 日本への持ち込みでは、ワイン3本(約2.25リットル)までが免税範囲です。 それを超えると課税対象となりますが、金額は数百円〜程度と比較的少額です。 詳しくは税関公式サイトや参考リンク集で最新情報を確認しておくと安心です。
Q3. ギフト用ワインはどう梱包すべき?
A. プレゼント用のワインは、緩衝材で二重保護+ギフトボックスを外袋に入れるのがおすすめです。 割れ物注意のシールを貼ってもらうと、空港スタッフが丁寧に扱ってくれる場合もあります。 旅行先で購入する際は、ショップに「飛行機で持ち帰る」と伝えると最適な梱包をしてくれることもあります。
実際に飲み比べて違いを確かめたい方は、手頃なセットを活用するのもおすすめです。


まとめ
ここまで、飛行機でワインを持ち運ぶときに知っておきたいルールと注意点を紹介しました。 旅行やお土産でワインを運ぶ際は、液体制限や温度変化など、ほんの少しの配慮でトラブルを防げます。
持ち込み・預け入れのルールを理解しておく
国内線では手荷物・預け入れともに持ち込み可能ですが、国際線では100mlを超える液体は機内持ち込みNGです。 免税店で購入した場合を除き、基本は預け入れ荷物として運ぶようにしましょう。
梱包と温度管理がポイント
気圧や温度変化による液漏れ・破損を防ぐには、新聞紙やエアパッキンでの保護が必須です。 特にスパークリングワインはデリケートなので、立てて収納し、短時間輸送を意識しましょう。
免税範囲・関税も忘れずにチェック
国際線では1人3本(約2.25L)までが免税範囲です。 越える場合は課税対象になるため、購入前に確認しておくと安心です。 参考情報は参考リンク集でも紹介しています。



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