バッカスでも、年号(ヴィンテージ)によって味や価値ってそんなに違うの…?」
カリフォルニアワインの最高峰として、世界中で愛される「オーパスワン(Opus One)」。
1本5万円〜10万円もする高級ワインだからこそ、プレゼントや自分へのご褒美で選ぶ際に
「絶対に失敗したくない」
「一番評価の高い『当たり年』を買いたい」
と考えるのは当然のことです。
結論から言うと、
天候が安定しているカリフォルニアにおいて「オーパスワンにハズレ年はない」と言われています。
しかし、評論家から100点満点に近いスコアを叩き出した「神がかったヴィンテージ」が存在するのも事実です。
この記事では、
ワイン界の帝王ロバート・パーカー氏による採点(パーカーポイント)を元に、
「歴代オーパスワンの当たり年ランキング」を決定しました。
この記事でわかること
- 【数値で比較】歴代トップ5の「神ヴィンテージ」はいつ?
- 投資価値がある年と、今すぐ飲んで美味しい年の違い
- 半額で買えるセカンドラベル「オヴァチュア」の賢い選び方
【結論】オーパスワンの「神ヴィンテージ」歴代TOP5
「いつ飲んでも美味しい」と言われるオーパスワンですが、
評論家から「神の領域」「完璧に近い」と評されたヴィンテージは明確に存在します。
世界で最も影響力のある『ワイン・アドヴォケイト誌(WA)』のパーカーポイント(PP)を基準にした、歴代高得点ランキングがこちらです。
| 順位 | ヴィンテージ | パーカーポイント(WA) | 評価・特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 2019年 | 99点 | 歴代最高峰。濃厚かつ絹のような滑らかさ。 |
| 2位 | 2016年 | 98点 | エレガントで長期熟成向き。バランスの神。 |
| 2位 | 2018年 | 98点 | 果実味が非常に豊か。若いうちから楽しめる。 |
| 4位 | 2013年 | 97+点 | 伝説のグレートヴィンテージ。力強さNo.1。 |
| 5位 | 2010年 | 96点 | 熟成が進み、今まさに飲み頃を迎えている年。 |
※スコアはWine Advocate誌の評価に基づく
基本的には「95点以上」であれば、間違いなく歴史に残る当たり年と言えます。
その中でも、特に注目のヴィンテージを少し深掘りしてみましょう。
「伝説」と称される2013年
ランキング表では97点+ですが、他の評論家(ジェームス・サックリング氏など)からは満点の「100点」を叩き出した伝説の年です。
2013年のナパ・ヴァレーは「過去数十年に一度」と言われるほどの好天に恵まれました。
非常に濃厚でパワフルな味わいが特徴で、投資価値も非常に高く、市場価格も年々上昇しています。
「特別な記念日に、最高級の思い出を作りたい」という方には、この2013年がベストチョイスです。
最新の当たり年にも注目
近年のカリフォルニアは天候に恵まれており、2016年、2018年、2019年と立て続けに高評価を獲得しています。
これらはまだ少し若いですが、デキャンタージュ(空気に触れさせること)をすれば、驚くほど芳醇な香りを放ちます。
そもそも「当たり年」はどう決まる?評価の基準
ランキングで紹介した点数ですが、これは単に「美味しかった」という感想ではありません。
世界的な基準である「パーカーポイント」がベースになっています。
パーカーポイント(PP)とは何か?
ワイン界の帝王と呼ばれた評論家、ロバート・パーカー氏が考案した100点満点の採点方式です。
価格やブランド名に左右されず、純粋に「瓶の中にある液体の品質」だけで評価されるのが特徴です。
【点数の目安】
- 96〜100点: 偉大なワイン(まさに神ヴィンテージ)
- 90〜95点: 傑出したワイン(素晴らしい出来)
- 80〜89点: 並〜優良なワイン
オーパスワンは、ほぼ全てのヴィンテージで90点以上をキープしています。
これは、世界中のワインの中でも異常なほどの安定感です。
カリフォルニアは「ハズレ年」が少ない理由
「フランスワインは天候によって当たり外れが激しい」と聞いたことはありませんか?
一方で、オーパスワンの産地であるカリフォルニア(ナパ・ヴァレー)は、「ハズレ年がない」と言われています。
その理由は、圧倒的な「天候の安定」です。
ブドウの生育期に雨が少なく、太陽が降り注ぐため、毎年しっかりと完熟したブドウが収穫できます。
さらに、醸造技術も世界最先端であるため、「不作の年」という概念がほとんど存在しないのです。
つまり、オーパスワン選びにおいては、
「悪い年を避ける」のではなく「良い年の中から、さらに好みの年を選ぶ」
という贅沢な悩み方が正解になります。
目的別・失敗しないオーパスワンの選び方
当たり年は分かりましたが、実際の購入シーンでは「予算」や「飲むタイミング」も重要です。
あなたの目的に合わせて、ベストな1本を選びましょう。
【すぐ飲む・自宅用】なら「オヴァチュア」が賢い選択
「オーパスワンを飲んでみたいけれど、5万円以上はさすがに高い…」
「セラーで何年も熟成させるのではなく、今すぐ開けて美味しく飲みたい」
そんな方に強くおすすめしたいのが、オーパスワンのセカンドラベル『オヴァチュア(Overture)』です。
これはオーパスワンと同じ畑のブドウを使いながら、最終的なブレンドで選ばれなかったワインたちです。
最大の特徴は、「複数のヴィンテージ(年号)をブレンドしている」こと。
そのため、若い年でも角が取れていて飲みやすく、価格も本家の半額以下で購入できます。
「序曲」という意味を持つこのワインは、オーパスワンの世界への入り口として最適です。
【プレゼント】なら「最新ヴィンテージ」か「記念年」
結婚祝いや誕生日プレゼントの場合、パーカーポイントの点数よりも大切なのは「ストーリー(年号)」です。
相手の生まれ年や、結婚した年のヴィンテージであれば、それが何点であろうと最高のプレゼントになります。
もし特定の年号にこだわりがないのであれば、手に入りやすく話題性もある「最新ヴィンテージ」を選びましょう。
最新の2021年は、フレッシュさと凝縮感を兼ね備えた、カリフォルニアらしい力強い仕上がりです。
贈る際は、「少し若いので、飲む1〜2時間前に抜栓すると美味しくなるそうです」と一言添えるとスマートです。
【投資・コレクション】なら迷わず「高得点」の年を
もしあなたが、ワインセラーで10年、20年と寝かせて楽しみたい、あるいは資産として保有したいなら、
先ほどのランキングで紹介した「2013年」や「2016年」などの高得点ヴィンテージを選んでください。
評価が高い年は熟成ポテンシャルが高く、時間が経つほどに市場価値(価格)も上がっていく傾向にあります。
よくある質問(Q&A)
Q. 開けるときはデキャンタした方がいいですか?
A. はい、特に若いヴィンテージ(直近10年以内)は必須です。
オーパスワンは凝縮感が強いため、抜栓直後は香りが閉じていることが多いです。
デキャンタに移し替えるか、グラスに注いでから1〜2時間ほど時間を置くと、香りが開き、渋みがまろやかになります。
ワインのテイスティング方法|香り・色・味わいを楽しむ基本手順
Q. 未開封ならどれくらい持ちますか?
A. 適切な環境なら20〜30年は熟成可能です。
オーパスワンは長期熟成を前提に作られています。
ただし、日本の夏は高温多湿なので、常温保存は厳禁です。必ずワインセラー(13〜15℃)で保管してください。
Q. なぜこんなに値段が高いのですか?
A. 「ボルドーの伝統」と「カリフォルニアの資本」の融合だからです。
フランス・ボルドーの5大シャトー「ムートン・ロートシルト」と、カリフォルニアワインの父「ロバート・モンダヴィ」。
この2人の巨匠が手を組んだ、ワイン界で最も豪華なプロジェクトだからこそ、品質もブランド価値も別格なのです。
まとめ:オーパスワンは「いつ」飲みたいかで選ぼう
パーカーポイントによるランキングを紹介しましたが、
結論として、オーパスワンに「買ってはいけない年」は存在しません。
どれを選んでも、濃厚でエレガントな「カリフォルニアの最高峰」を体験できることは約束されています。
大切なのは、あなたの「飲むタイミング」に合わせることです。
記事のポイントまとめ
- 投資・コレクション: 2013年、2016年、2019年の「高得点イヤー」を選ぶ
- すぐ飲む・自宅用: 半額で買えるセカンドラベル「オヴァチュア」が賢い選択
- プレゼント: 点数よりも「記念年(ヴィンテージ)」や話題の「最新年」を
一本のワインが、あなたの特別な夜をさらに輝かせてくれることを願っています。



関連記事へのナビゲーション
オーパスワンのような高級ワインを楽しむなら、
「保存方法」や「熟成」についての知識も持っておくと、より美味しく味わえます。
以下の記事もぜひ参考にしてください。
ワインの熟成とは?若いワインとの違いを解説
「なぜ古いワインの方が高いの?」「熟成すると味はどう変わる?」
オーパスワンの真価を発揮させる「熟成」のメカニズムを分かりやすく解説します。
ワインの保存方法と賞味期限|開封後・未開封でどう変わる?
1本5万円以上のワインをダメにしないために。
セラーがない場合の応急処置や、未開封での正しい保存期間について確認しておきましょう。
ワインの格付け制度とは?|フランス・イタリアの仕組みをわかりやすく解説
オーパスワンの親である「ボルドー格付け1級」の凄さを知っていますか?
格付けの仕組みを知ると、オーパスワンが生まれた背景がより深く理解できます。
ワイングラスの種類と使い分け|味わいを引き出す基本知識
最高級のワインには、それにふさわしいグラスが必要です。
オーパスワンの芳醇な香りを逃さない、ボルドー型グラスの選び方を紹介しています。




